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山岡副委員長の京都から見る、教育の景色 1

「反戦・平和には歌がにあう~舞鶴のヒューマンチェーンでつながった~」


2026年5月31日、京都教育センター(代表をしている)や京教組の仲間と「5・31Peace Action in舞鶴」に参加した。

海上自衛隊舞鶴基地のイージス艦にトマホークが配備されることに反対する意思表示のための行動だった。

1984年にも、核爆弾を搭載したトマホークを積んだ米艦船の入港阻止のためのヒューマンチェーンを実施したという。

その当時には、射程距離が1600kmもあるトマホークを自衛隊が持つようになるとは想像もできなかった。

ヒューマンチェーンが終わったあとの集会では、全国各地で活動する反戦・平和に取り組む多くの団体からの報告があった。


その集会は国鉄大阪合唱団「号笛」の歌で始まり、プログラムの中ごろには、京都のシンガーソングライター川口真由美さんがガザの惨状を歌声で綴った。

パレスチナの伝統的な葬儀では、弔問客にカルダモンを効かせた苦いコーヒーと甘いデーツ(ナツメヤシの実)を振る舞うという。




川口さんの「苦いコーヒーと甘いデーツ」という歌が強く心を打った。


「苦いコーヒーと甘いデーツ」

誰の子どもですか

手足に名前が書かれた子ども

異臭を放つがれきの中に 子どもを探す親たち

名前は何と言いますか

アイストラックで保存されるあなたは わかれる時間もなく

ほこりまみれ また空爆

<中略>

必死の思いで子どもを見つけても

見送ることもできずに

産んだ子どもの遺体も洗えぬ

着替えすらしてやれない

苦いコーヒーと甘いデーツ

見送る者はない

伝統の愛で包む葬儀もなく ただ爆音がとどろくだけ

<中略>

誰の子どもですか

手足に名前が書かれた子ども

異臭を放つがれきの中に

子どもを探す親たち


参考:川口真由美「苦いコーヒーと甘いデーツ」




 暴力の引き金になる「怒り」の奥には、悲しみや寂しさ、無力感などの感情が隠れており、傷ついた者が引き金を引くことで、戦争という暴力も繰り返される。

武器を持つことではなく、傷ついた人々への共感と互いの安心・安全の関係こそが平和への礎になり得る。


歌に込められた共感を大切にしたい。


(山岡雅博)

 
 
 

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