この夏 沖縄で考える!『生活教育とは何か』
- lisahorie
- 7月28日
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更新日:8月5日
夏の大会の「コア・カリキュラム連盟の実験校だった和光教育の歴史から考えてみた」講座で話します。
生活教育の今日的な意味を語り合いましょう。(委員長・行田)
生活教育とは何か―生活教育とは、子どもの知識や能力を一方的に教え込まれる存在としてではなく、仲間や教師、親との関わり、そして現実の社会・自然・文化との出会いを通して、自ら考え、学び、成長する主体として捉える教育である。
その根底には、子どもの生活を豊かに耕し、学力と人格の統一を実現するという思想がある。
和光教育はどう生まれたか―
和光学園は、大正自由教育の流れを継承し、1917年創設の成城小学校から別れて、1933年に誕生した。個性尊重、自学自省、情操教育、人格陶冶を重視し、工芸、作業、リトミック、文学、読書、理科など、既成の学校教育を超えた実践を展開した。
戦後はコア・カリキュラム連盟の実験学校として再出発し、子どもの生活を基盤に、主体的に考え、仲間と話し合い、問題を解決する教育を追求した。
憲法・教育基本法とどうつながるかー
この歩みは、戦後の日本国憲法と教育基本法の理念と深く結びついている。
憲法・教育基本法は、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を教育の目的とし、教育が国家のためではなく国民全体に責任を負って行われるべきことを明記した。
また、民主社会の形成者に必要な「政治的教養」を教育上尊重すると定めている。
これは、現実の「もの・こと・人」と主体的、体験的に関わりながら学ぶ生活教育や総合学習の理念そのものである。
和光では、こうした理念を具体化するため、教育課程を自主編成し、教科教育、生活勉強・総合学習、自治文化行事活動の三領域を柱として教育実践を発展させてきた。
子どもを真ん中に置き、子ども・教師・親が対等な関係で教育をつくる「三位一体の教育」を重視し、共同教育、平和学習、手づくり授業などを実践してきた。
そこには「教えること」と「学ぶこと」、「自由」と「規律」をどう統一するかという課題もある。
しかし、教師の指導性と子どもの自主性を対立させず、両者を統一することこそ生活教育の核心である。
現代の教育にどう向き合うか―
今日、文部科学省による学校教育への一方的な「教育基本悪し法違反」認定や指導は、教育の自由と教育行政のあり方を改めて問い直している。
教育基本法第16条が定める「不当な支配」の禁止は、教育が時々の政権や権力に従属するのではなく、国民全体に責任を負って行われるべきことを意味する。
子どもが現地を訪れ、事実を見、人々の声を聴き、多面的に考える平和学習も、民主的な人格と「良識ある公民として必要な政治的教養」を育てる重要な教育である。
だからこそ生活教育は、憲法と教育基本法の精神を現実の学校生活の中で実践し、子どもたちが平和と民主主義の担い手として成長することを保障する教育として、今日的な意味を持っている。

(写真 近くの町田薬師池公園で大賀蓮の花が咲きました。)


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